黒酢と香醋の違いとは

色が黒いお酢と言うと、中国の香醋(こうず)があります。
これはなんとなく昔からの黒酢と同じような感じを受けるのですが、一体何が違うというのでしょうか。

実は、香醋は中国の伝統的な酢で、確かに黒酢とも呼ばれています。
でも本来決定的に違うのは原料で、黒酢が玄米なのに対して香醋はもち米が使われているのです。
香醋もとても身体に良いと言われていて、おちょこ1杯、毎日飲むという人もいます。
瓶に入れて長期間熟成させるのも同じで、その製法には300年来という長い伝統があると言われています。

アミノ酸価が高いと言う点も同じで、天然酵素で自然分解され発酵熟成する過程も同じです。
職人が手間暇かけて熟成させ、じっくり寝かした香醋にも、とても貴重な栄養が詰まっているのです。

健康目的でお酢を取ろうという時は、黒酢でも香醋でも基本的には同じような効果を得ることが期待出来ます。
実際、JAS法ではアミノ酸を多く含有している黒い穀物酢ならみな黒酢という分類になっていますので、同じ種類の仲間ということになるでしょう。

アミノ酸にはL-アミノ酸のグループとD-アミノ酸のグループがあるのですが、一般的に私たちが食品から得られるのはL-アミノ酸のほうです。
比較的稀少なD-アミノ酸は、美肌や脳の神経伝達作用、ホルモン分泌のコントロールまで関係していることが最近の研究でわかっており、とても注目されている成分です。
体内ではほぼ合成されないので、これを含む食品を摂取したところですが、納豆や甲殻類などと並んで、黒酢もしっかりエントリーされています。